被爆二世の死亡や生活習慣病と、親の放射線被ばく線量との関連調査について放影研=放射線影響研究所は20日、関連性が認められなかったと明らかにしました。
被爆二世の高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発生リスクが親の放射線被ばく線量と関連するかを明らかにするため、放影研では4年ごとに被爆二世の健康診断を行い、有識者らで構成する委員会で中間報告しています。
被爆二世臨床調査科学倫理委員会・上島弘嗣委員長「親の被ばくの影響は、二世の人たちの様々な疾患や、あるいは死亡に影響しているということは、現在までは見出せていない」
9月に終了した4回目の健診は8787人の被爆二世が受診。解析の結果、親の放射線被ばく線量との関連性は認められなかったということです。しかし、発生率が低い疾患では十分に分析できていない可能性があり、放影研は、継続的な調査を行うとしています。














