兵庫県豊岡市では、名産の出石焼でかたどった来年の干支の置物作りが行われています。

 江戸時代から続く伝統工芸の出石焼。兵庫県豊岡市の窯元では、新たな年に向けて来年の干支・午の置物作りがピークを迎えています。

 様々な工程を経て、最終的に1300℃近い高温で丸1日焼くと、出石焼らしい白磁を生かした上品でなめらかな手触りに仕上がります。

 午は、躍動感や筋肉の動きを再現したデザインで、1歩1歩、歩みを進める躍進の1年になるようにとの願いを込めて作られました。

 (永澤兄弟製陶所 永澤仁さん)「(来年は)経済も日本の社会も活発に動く年になればいいなと」

 干支の置物は約1000個が地元の直売所などで販売されます。