東京・赤坂で女性が男に腹などを刺され、重傷を負った事件で、男が犯行のおよそ2時間前に現場周辺でバッグから靴を取り出し、履き替えていたことがわかりました。

この事件は今月16日、港区赤坂のビルの地下1階にあるライブハウスの前で、イベントに出演予定だった40代の女性が男に左のわき腹などを刃物で刺され、重傷を負ったものです。

関係者への取材で、男が事件の2時間半ほど前から、現場のビルと隣のビルとの隙間で犯行の機会をうかがっていたことがわかっています。

その後の捜査関係者への取材で、男が犯行のおよそ2時間前に現場周辺でバッグから白っぽい靴を取り出し、履き替えていたことが新たにわかりました。

男は店が入るビルの前に貼られたイベントのポスターにスプレーでバツ印を書いていますが、その数分前に履き替えていたということです。

履き替える前の靴は見つかっていないということで、警視庁が男の行方を捜査しています。