長野県は、被害や出没が相次いでいるクマ対策などを盛り込んだ一般会計の総額で64億円余りの11月補正予算案を決定しました。

20日の部局長会議で決まった補正予算案は、一般会計の総額でおよそ64億9300万円です。
予算案では、クマ対策として、県民や観光客への情報発信や、市町村が山と住宅の間にあるやぶなどを刈り取って緩衝エリアを設ける「ゾーニング」を導入する支援として、3200万円余りを計上しました。

また、2026年4月に分娩の取り扱いを休止する県立木曽病院について、木曽地域の妊産婦がほかの地域の病院などに行く際の交通費の支援や、酒やみその製造に使う加工用米の価格高騰を受けた購入費の補助などが盛り込まれました。
補正予算案は、27日に開会する11月県議会で審議されます。














