富山県上市町で19日子グマの目撃情報があり、初の緊急銃猟の体制が敷かれました。公務員ハンターも出動しましたが、明確な姿を確認できず発砲には至りませんでした。

19日午前10時10分ごろ、上市町片地で、柿の木に登っているとの子グマ1頭の目撃情報がありました。
住宅付近のやぶにクマが潜んでいるとみた上市町は午前11時10分に初めての緊急銃猟を許可しました。
警察や猟友会がやぶの周辺を捜索しましたがクマは見つからず午後1時50分に体制を解除しました。

上市町役場 碓井秀樹さん
「中にいるのはわかっていたんです。木に登ったり降りたりして、下の茂みにいるのが見えていたんですけど、ハッキリ撃てるところまで見えなかったので撃てなかったです」

駆除はできませんでしたが、この日は上市町役場で働く公務員ハンター5人が初めて出動しました。クマの目撃から緊急銃猟の許可まで1時間と、早期の対応に貢献しました。
公務員ハンター 木原剛さん
「現地に到着できるスピードが格段に違いますのでハンターは。仕事とかで普段遠いところにいたりするというときに私たちが初動体制を確立できたら、それだけで住民の皆さんの安全が確保されるのが早くなりますので、そういう意味でメリットがあると思っています」

クマの出没は今月下旬から来月上旬ごろまで続くとみられ冬眠にむけてエサを蓄えようと行動範囲が広がることから、引き続き警戒が必要です。















