大地さんは、学校から自転車で帰宅途中に信号のない横断歩道を渡っていてトラックにはねられました。ヘルメットは被っていませんでした。
(渡邉明弘さん)
「頭の骨が割れていて、脳からの出血が止まらないので、助けることができませんでした。そして、事故から5時間後に心臓が止まり、大地は一度も目を開けず亡くなりました。」

事故が起きたのは、大地さんの母親の誕生日前日。
葬儀の後、クローゼットからは大地さんが準備していたお母さんへのプレゼントが見つかりました。
(渡邉明弘さん)
「妻は大地からの最後のプレゼントを抱きしめて泣き続けました。私たちが15年間大切に育ててきた命が事故が起こってからたった5時間で終わってしまい、母親の誕生日に息子が折り紙で作った花束をプレゼントするという微笑ましい光景を見ることができませんでした」














