昨シーズンまでアルビレックス新潟レディースの守備の要として、ピッチで熱いプレーを見せていたDF浦川璃子さん(27)。彼女は今、クラブハウスで、現役時代とはまったく異なる“営業・事業担当”として奮闘しています。

身長180cmと恵まれた体躯を持つ彼女が、27歳という若さで現役生活に終止符を打ち、異例のフロントスタッフ転身を果たしてから、すでに半年近くが経過しました。

広報やコーチではなく、「営業」という新たな最前線を選んだ彼女を突き動かしたものは何だったのか。その決断の裏には、プロ選手としての激しい葛藤と、新潟という土地、そしてクラブへの燃えるような「愛」がありました。