初めての海外公務としてラオスを公式訪問中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが晩さん会に出席し、ラオス語を交えて挨拶されました。

日本時間午後9時ごろ、愛子さまは薄い黄緑色の和服姿でビエンチャン市内のホテルに到着し、旅の安全や健康を祈るラオスの儀式「バーシー」で歓迎を受けられました。

その後、愛子さまは晩さん会の会場に移動し、出席者の前で挨拶されました。

「サバイディー(こんばんは)。私にとって初めてとなる国際親善のための外国訪問として、ラオスを訪れることができましたことを大変うれしく思います。私の父は2012年にラオスを訪問していますが、父からは、ラオスの人々の温かさや、メコン川の恵みを受けた豊かな文化と美しい景色が特に印象深かったと聞いています。日本・ラオス両国において、お互いの国への理解や関心がより一層高まり、果てしなく続く悠久のメコン川の流れのように、どこまでも発展していくよう願っています。コー・コープ・チャイ・ラーイ、ニョック・チョーク(どうもありがとうございました。乾杯いたしましょう)」

愛子さまは挨拶の最後にラオス語で乾杯の発声をしたあと、晩さん会を主催するパーニー国家副主席らにグラスを近づけられ、会場は大きな拍手に包まれました。

愛子さまが海外でスピーチされるのはこれが初めてです。