測量以外の面でも活躍するドローン...災害現場でも活躍期待

撮影したデータを専用のソフトに落とし込むと、工事で重要となる現場の平坦さがわかるほか、別のソフトと組み合わせることで、現場全体の仕上がりもわかるということです。

左が着工前のデータ、右が最新のデータ

工事着工前の現場のデータを見ると、田んぼの中にいくつも細い道が走っているのがわかります。

一方、最新のデータでは、農地の一つの区画が広くなっていて、農業の効率も上がるということです。

こういった比較も、広範囲を短時間で測量できるドローン測量だからこそ、「時間」と「人員」を減らして実現することができるといいます。

新進建設土木部 小松和弘さん

◆新進建設 土木部 小松和弘さん
「従来の測量方法は機械を見る人と、ポールを持つ二人一組で行っております。この現場でいうと、半日かかっていた作業が、ドローン測量だと数時間で処理が終わるということで、大変効率的に測量ができていると思います」

ドローンが活躍するのは工事現場の測量だけではありません。

危険な場所に立ち入らなくても調査できる安全性などから、災害現場でも活躍が期待されています。

◆新進建設 土木部 小松和弘さん
「早急にドローン測量することによって災害状況を把握できますので、そちらのデータを活用して災害復旧とかには活躍できると思っています」

進化が止まらない土木の世界。人口減少が進む地方だからこそ、より便利でより安全な資機材の登場に大きな期待が寄せられています。