JR芸備線の活性化をはかるため、沿線の3市でつくる協議会が利用状況などの調査を行いました。

芸備線は、存廃などが議論されている備中神代から備後庄原の間だけでなく、全線が赤字だとJR西日本がおととし明らかにしています。そのため、広島市と安芸高田市、三次市の3市は去年から、将来にわたって芸備線(三次~広島間)が軸となる公共交通網を維持しようと活用策の検討を続けています。

その一環で17日、駅や列車内で係員が乗客にアンケートを配布し、利用区間や乗車目的などを調べました。3市は、駅中心の拠点づくりができていない点や、駅からの二次交通が不十分な点などが課題と認識しています。

広島市 公共交通政策部 濵本一弘担当課長
「いまの芸備線にどんなものが足りなくて、どういったことをすれば、もっとまちづくりの中で芸備線が活用できるか把握したいと考えています」

3市はアンケートの結果を、芸備線や沿線の活性化に役立てたいとしています。