“海の厄介者”から“救世主”になった「シマフグ」の魅力
出水キャスター:
私が注目したのは、“厄介者”から“救世主”になったフグ界のニューフェイス「シマフグ」です。

みなさんが主に食べているフグは「トラフグ」や「マフグ」が多いのですが、最近は「シマフグ」が注目されています。
山口県萩市によると、昔はトラフグ・アマダイ漁で、はえ縄に入ってきていましたが、▼鋭いくちばしではえ縄を噛み切る、▼皮が硬く処理が面倒、▼単価がトラフグの20分の1だったことから、船上で捨てられる“未利用魚”となっていました。
しかし、萩市水産課は2024年から消費拡大を目指しています。そのワケは、「秋はトラフグに負けない味」だからだそうです。
現在、山口県萩市では以下のようなキャンペーンを行っています。

【山口・萩市 “シマフグキャンペーン”】(11月1日~30日)
▼シマフグから揚げ定食(1400円)
▼活〆天然シマフグの刺身(1000円)
▼シマフグ膳(2200円)
萩市内の飲食店で期間限定メニューを提供しており、他にも海鮮丼・しゃぶしゃぶ・アヒージョなど、非常にお手頃な価格で様々な食べ方を楽しめます。

「シマフグ」の味は「トラフグ」と比較して、「歯ごたえがあって、甘みがある」ということです。そのため萩市・水産課は、「秋のシマフグは歯ごたえがあって甘みを感じる。“トラフグじゃない方のフグ”として広めていきたい」と話していました。
タレント・プロゴルファー 東尾理子さん:
今は山口県でしか食べられないのでしょうか?
出水キャスター:
他の自治体でも推進していて様々なメニューがありますが、これからさらに皆さんの食卓に届く機会が多くなるのではないかということです。
井上貴博キャスター:
聞いていると、シマフグに悪いところがないので、処理は面倒なんだろうと思いますが、味も良いのであれば、「じゃない方」なんて控えめな言い方をしなくてもいいのではないかなと思います。
出水キャスター:
「咀嚼を楽しむ」という食べ方もありますので、召し上がり方を工夫していただき、ぜひ「シマフグ」にも注目してください。
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<プロフィール>
東尾理子さん
タレント・プロゴルファー
フロリダ大学卒業
3児の母
不妊治療の経験を積極的に発信














