長く親しまれた校歌や学校の沿革が記されています。児童数の減少に伴い閉校した宮城県栗原市の小学校分校の跡地に記念碑が建立され17日、卒業生らにお披露目されました。

記念碑が建立されたのは、栗原市の旧栗駒小学校耕英分校の跡地です。17日は、卒業生や地域住民らおよそ30人が集まり石碑の建立を祝いました。分校は、戦後まもなく開拓者が切り開いた耕英地区に1951年に開校しました。しかし、児童数の減少に伴い2011年3月に閉校となりました。その後、卒業生らの心のよりどころとして多くの思い出がある平屋の校舎も老朽化によって去年、解体されました。

跡地は更地になっていて、記念碑は、校門があった場所の脇に建てられました。分校の歴史を後世に伝えようと、卒業生らの寄付によって設置されました。

卒業生:
「通り道なのでいいところに建立した。ここで学んだ分校があって楽しい思い出がよみがえる」
卒業生:
「ここに立ち寄って人の交流や絆が深まるような状況になればいい」

集まった卒業生らは記念碑の前で、思い出を語り合っていました。