奈良市で当時小学1年生だった女の子が誘拐・殺害されてから21年となる11月17日、小学校で集会が行われました。

 奈良市の小学1年生だった有山楓さん(当時7)は、21年前の11月17日、下校途中に新聞配達員の男に誘拐され、殺害されました。

 楓さんが通っていた奈良市の小学校では、命の大切さを考える集会が行われました。

 (奈良市立富雄北小学校 後藤誠司校長)「当たり前のことができることが、どれだけ大切で幸せなことなのか考えてください。それは私たちが生きている証しです」

 楓さんの父親の茂樹さんは手記を公表し、「夢や希望をかなえてやれなかった後悔はどれだけ時間が過ぎようとも頭の中から離れることはありません。子供達が被害に遭うことのない、安心・安全な社会が続くことを心より願います」とつづっています。