■米女子ゴルフ アニカ・ドリブン・バイ・ゲインブリッジ・アット・ペリカン最終日(日本時間16日~17日、フロリダ州・ペリカンGC、6349ヤード・パー70)

今季残り2試合となった米女子ゴルフツアーは、最終戦を残し山下美夢有(24・花王)のルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)が確定した。

大会前の新人賞ポイントは1位の山下が1417、逆転の可能性があった2位の竹田麗央(22・ヤマエグループHD)は1165。山下が50ポイントを獲得できる10位以内に入るか竹田が優勝を逃せば山下の新人賞が決まる状況だった。

山下の最終日はパー4の2番ホールで9打、パー3の9番ホールでも6打とスコアメイクに苦しみ通算5オーバーの68位でホールアウト。25位タイでスタートした竹田は7バーディ2ボギーでスコアを5つ伸ばし通算9アンダーとしたが、優勝には届かず15位タイでフィニッシュ。最終戦を待たずに山下の新人賞が決定した。日本勢の新人賞は1990年の小林浩美、2024年の西郷真央に続き史上3人目の快挙となった。

今季から米女子ツアーに本格参戦した山下は8月にメジャー大会の全英女子オープンで優勝、さらに2週前のメイバンク選手権でも優勝しここまで2勝。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)でも2位につけている。

今大会の日本勢最高位は西郷真央(24・島津製作所)で、15位タイからスタートし2番ホールでダブルボギーを叩いたがその後7つのバーディを奪い順位を11位タイまで上げた。

優勝したのは単独首位スタートのリン・グラント(26・スウェーデン)。スコアを5つ伸ばし通算19アンダーで今季初優勝を飾り2023年のダナ・オープン以来ツアー通算2勝目を挙げた。

【日本勢 最終日結果】
11位タイ 西郷真央  -11
15位タイ 竹田麗央  -9
21位タイ 西村優菜  -8
38位タイ 吉田優利  -3
52位タイ 岩井千怜  -1
62位タイ 勝みなみ  +1
68位 山下美夢有  +5

※写真は1日目の山下