“脱炭素”に逆行も…再エネシフトは進まず 世界全体でも鈍い動き
車に頼らざるを得ない生活を送る人々にとって朗報となった一方、値下げで、ガソリン消費が拡大すれば“脱炭素”に逆行すると専門家はいいます。

自然エネルギー財団 石田雅也研究局長
「これでガソリンが安くなると、電車やバスに乗るよりも、車を使おうという方々が増えると思うので、ガソリンの消費に伴ってCO2を排出してしまう。気候変動を促進してしまう、そういうリスクが懸念される」
現在、日本では発電についても化石燃料が占める割合は、ほぼ7割。
政府は再生可能エネルギー拡大に取り組んでいますが、期待された洋上風力については、8月に三菱商事などが撤退を発表。
太陽光についても、メガソーラー建設への批判が高まるなど、再エネへのシフトは進んでいません。
また、脱炭素の動きは、世界全体で見ても鈍く、温室効果ガス排出量は去年、過去最多に。さらに...

トランプ米大統領(9月、国連総会)
「(気候変動問題は)世界で行われた過去最大の詐欺だと思う。地球温暖化も地球寒冷化ももうない」
排出量世界2位のアメリカの大統領が地球温暖化を否定し、温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しているのです。














