毎年11月中旬に見頃を迎える「しし座流星群」。今年のピークは18日未明になりそうです。
天文に詳しい山陽学園大学地域マネジメント学部講師の米田瑞生さんに聞きました。

2025年のしし座流星群は観察条件が良好

──今年のしし座流星群の観察条件はどうでしょうか。

山陽学園大学 米田瑞生さん
「今年(2025年)のしし座流星群は、11月18日未明が極大(ピーク)と予想されています。出現数は平年並みで大きな増加は見込まれていませんが、観察条件そのものはとても良好です。

極大の時間帯に月が沈んでおり、夜空に月明かりがないため暗い流星もよく見える絶好の条件となります。空の暗い場所で、寝転んで広い空を眺めれば、しし座の放射点付近から流れ出す流星をゆっくり楽しむことができるでしょう。

また、おうし座流星群の活動の時期とも重なります。ゆったりと流れるおうし座流星群と、高速であるしし座流星群、異なる性質の流星群のコントラストを楽しめるかもしれません」