こうした課題があるものの、安全性が増すことで飼育に携わることができるメンバーが増えるなど、長生きするゾウの飼育体制を安定化させるメリットがあります。
「(準間接飼育は)直接飼育で行えることの7割から8割ぐらいしかできないだろう、という前提はありました。ただ本当にゾウは長生きする動物ですので、50年、60年、70年とこちら側の体制を維持しながら飼育を継続していくために取った選択だったんですね」
「当園(円山動物園)に以前いたゾウを “直接飼育”していた時もありますが、限られた担当者でないとできないことがやはりあった。そういった意味では今、準間接飼育で柵越しに行うことは、誰でもはできないですけれども、以前よりもできるメンバーが増えた、そういったメリットはあったと思います」














