「過労死」で夫を失った安徳さん 伝えたかった4つのこと

北九州市立大学の学生に語りかける安徳晴美さん

講演の最後、安徳さんは学生たちに4つのことを伝えた。

1つ目は、人間らしい生活を送ること。

安徳晴美さん
「自分が今幸せかどうか、働いていて働いて寝てもないし、3時間も寝てもないし、こんな働き方、自分は今幸せなのかっていうところをまず一旦立ち止まってみてね」

夫は立ち止まれなかった。

家族と会話する時間も、子供と遊ぶ時間も、自分の好きなことをする時間もなくなった。

2つ目は、法律や権利を学ぶこと。

安徳晴美さん
「知識があれば使える。そういうことで今日は私持ってきたので、法律的な相談って法律的にはアドバイスしてもらえると思うんですね」

3つ目は、相談先を持つこと、1人で悩まないこと。

4つ目は、声を掛けること、誰かの心の包帯になること。