価格安定の卵 粉にした「乾燥卵」?
山内あゆキャスター:
価格の安い「交雑牛」がある一方で、今、値上がりしているのが「卵」。
そんな中、注目されているのが「乾燥卵」という“粉にした卵”です。なぜ今、「乾燥卵」を提供しているのでしょうか。

東京・港区にあるレストラン「Café Madu 青山店」。期間限定で提供されているのが、濃厚なカルボナーラです。

Café Madu 青山店 シェフ 藤原智康さん
「粉末の卵黄を入れていきます」
卵黄をそのまま乾燥させて粉末にした「乾燥卵」が使われているんです。
スプーン1杯に約3個分の卵黄が凝縮されているということです。
気になるお味は…

Café Madu 青山店 シェフ 藤原智康さん
「通常の卵と変わらないような味なんですが、この粉末の卵黄に関しては、濃縮されていますので、生クリームと合わせることによって、より濃厚な卵黄の味を出せる」

さらに、賞味期限は最大で18か月。生卵よりも市場価格の影響を受けにくいそうです。
Café Madu 青山店 シェフ 藤原智康さん
「安定した値段で仕入れることができるというのが、すごくありがたい」
「市場の価格に影響されにくい」乾燥卵

山内キャスター:
「乾燥卵」は、▼長期で保存できる(18か月以内)、▼常温で保管できる、▼省スペース、▼衛生的、▼価格が安定している。
乾燥卵メーカーの担当者によりますと、「卵が比較的安い時期に大量生産する乾燥卵は、市場の卵価格に影響されにくいのでメリットになるのでは」としています。
今は商業用しかないそうですが、家庭用にも販売されたら良いかもしれません。
日比麻音子キャスター:
卵は世界的に価格が上がっていますから、乾燥卵がより流通して、使いやすい環境になればいいなと思いました。














