宮崎県内のインバウンド回復が課題となる中、海外のクルーズ船誘致につなげます。
クルーズ船の寄港地の選定に関わる担当者が県内を訪れていて、各地を視察しています。

県と県観光協会が宮崎に招いたのは、イギリスのラグジュアリー船社、ノーブル・カレドニアで寄港地の選定に関わるレベッカ・カルディコットさんです。

まず、宮崎市の宮崎港で行った視察では、入港できる船の大きさや寄港状況などを確認。

このあと、西都市の県立西都原考古博物館を訪ね展示物を見学したほか、古墳の数などについて説明を受けました。

(ノーブル・カレドニア・レベッカ・カルディコットさん)
「来年5月には細島港に来ますし、また、宮崎港の方も検討したいと思います」

こちらは県内の外国人延べ宿泊者数の推移です。

2019年は32万人を超えていましたが、コロナ禍で激減。
回復傾向ではあるもの、2023年は2019年と比べてマイナス64.3%で回復率が全国ワースト1位となるなど、コロナ禍前の水準にはまだまだ届いていません。

(宮崎県観光協会海外誘致部 鷹取善昭部長)
「知的好奇心の高いお客様が満足するような宮崎の魅力を感じていただけるようなことを伝えて、さらなる寄港推進につなげられればなと思います」

この視察は16日まで行われます。