「どこまで“年寄り”が頑張ってやれるか!」「まだまだ“女子野球チーム”は少ないと思うので…」「年齢や性別関係なく、一緒に野球ができる」「死ぬまで野球をやりたい気分です!!」それぞれの意地とプライドをかけた「世代を超えた野球対決」が高知市で行われました。


10日、高知市の春野球場で行われた「世代を超えた野球対決」。「コロナ禍でも野球をする場を」と、2021年に続いて企画されました。
参加チームは以下の4チーム。世代、性別は関係ない、真剣勝負の幕開けです。
「小学生6年生、若さあふれるプレーで元気よく!」“U12高知家ベースボールアカデミー”
「70歳以上の野球好き大集合!初心者もいるよ」“植野クラブ古希”
「県内初!女子硬式野球チーム」“10Carat Express”
「元甲子園球児も在籍!シニアの強豪」“十市やまもも会”
■世代を超えた野球対決『小学生6年生 VS 70歳(古希)』
第一試合に登場したのは、小学6年生の「U12高知家ベースボールアカデミー」。監督からは『とにかく目を引くプレーを!』と喝が入ったようです。
▼選手たち「みんなで一致団結して、勝ちます!」
対するは、70歳以上の野球好きが集まる「植野クラブ古希」。未経験者も多いということですが、野球への愛は本物です。
▼選手「70歳以上なので、年齢に負けないように頑張ってやりたい!」

年齢差およそ60歳!先制点をあげたのは、素早い走りが持ち味の「U12高知家ベースボールアカデミー」でした。若さ爆発!鋭い当たりのバッティングで得点を重ねます!
一方の「植野クラブ古希」。体を張ったプレーで粘り強く追い上げますが…軍配は小学生チームにあがりました。


■世代を超えた野球対決『県内初・女子硬式野球 VS 元甲子園球児も、シニアの強豪』
第二試合は、高知県内初の女子硬式野球チーム「10Carat Express」と、元甲子園球児も在籍するシニアの強豪、「十市やまもも会」の対戦です。


試合は初回から、「やまもも会」のバッティングが光ります!元甲子園球児も在籍する実力派。「テンカラット」相手に得点を積み重ね、3回の時点で5点のリード!しかし、テンカラットも意地を見せ、2点を返しました。


「やまもも会」の猛攻は止まりません。毎回得点を重ね、試合は最終回。11ー3で、「テンカラット」が8点を追う展開に…

▼アナウンス「ファースト 山本智彦 背番号30」
ここで、1人の選手がグラウンドに立ちました。やまもも会の、山本智彦監督です。実は山本監督、ガンでの闘病生活からの、復活でした。