国内の大学で日本画を学ぶ学生を対象にしたコンテストの入賞作などを紹介する「石本正日本画大賞展」が、島根県浜田市の石正美術館で開かれています。
「石本正日本画大賞展」は、現在の浜田市三隅町に生まれた日本画家、故・石本正の「若者の創作活動を応援しよう」という思いを受け継ぎ、今回で第10回を数えます。
日本画を学ぶ大学生を対象にした全国でも珍しい公募展で、今年は北海道から沖縄まで全国29の大学から86点の作品が寄せられました。
大賞に選ばれたのは東京藝術大学の今本章さんがスウェーデンのカフェの窓辺を描いた「Twilight」。
白夜の薄明かりに見える幻想的な景色を描いています。
また準大賞には金沢美術工芸大学・星野陽子さんの「つたふ」と、京都市立芸術大学・増岡詩乃さんの「scale」の2作品が選ばれました。
石正美術館ではこの大賞展が、日本画に携わる学生らが、それぞれの才能を花開かせる一助になればと、今後も継続して開催することにしています。
「石本正日本画大賞展」は浜田市の石正美術館で11月24日までです。














