11月12日夜、社会人野球日本一を決める日本選手権の決勝が行われ、ヤマハ(浜松市)が9年ぶり2度目の頂点に立ちました。13日、浜松市の本社では、優勝報告会が開かれ、選手と社員が喜びを分かち合いました。

日本生命との決勝戦。ヤマハ先発は今大会ここまで4試合すべてで登板している、エース・佐藤廉。0対0で迎えた4回、1アウト1、3塁のピンチを迎えますが、狙い通りに内野ゴロを打たせ、ダブルプレーで先制点を与えません。

ヤマハは直後の5回1アウト満塁のチャンスをつくり、チーム一のベテラン、コーチ兼任の矢幡勇人。低めをうまくひろい、ライト前へ。このヒットで2点を先制します。

佐藤は、8回に1点を失いますが、最終回のマウンドへ。佐藤は今大会2度目の完投勝利で、ヤマハは9年ぶり2度目の日本一に輝きました。

一夜明けた13日午前、地元・浜松は市長会見でもヤマハ日本一が話題になりました。

<浜松市 中野祐介市長>
「わたしたちも大変うれしい。改めておめでとうございますと申し上げたい。(高校野球での浜松勢の活躍やヤマハ日本一で)ここにきて『野球王国・浜松』が復活しそうな気配ですね」

13日、浜松に凱旋したヤマハナインは午後5時過ぎから本社で行われた優勝報告会に臨みました。

<ヤマハ 申原直樹監督>
「このチームが僕は本当に大好きで、このチームで日本一を目指せる最後のチャンスという思いで大阪に乗り込んだ。本当に皆さんの大声援もあって、それが力になって、プレーにつながった。本当にありがとうございました」