子どもたちが学校で制服を自由に選択できることを求める約1万1000人の署名が、きょう(12日)香川県教育委員会に提出されました。

署名を提出したのはLGBTの人たちを支援する団体などで作る「香川・岡山で制服自由選択性を求める会」です。今年7月からオンラインで集めた1万1244人分の署名を香川県教育委員会の近藤副教育長に手渡しました。

「求める会」では、「女子はセーラー服、男子は学ラン」といった決まりは役割の押し付けになるとして、制服のあり方を変え、誰もが学校で着る服を自分で選べるよう要望しています。

(香川・岡山で制服自由選択性を求める会 福井瑞穂さん)
「大人になったらなおるよっていうふうな言葉を平気で言われてる子どもたちが、この令和の時代に僕らと同じようにまだ苦しみ悩み、死にたいという相談が絶えないことが僕ら自身が耐えられない」

(香川県教育委員会 近藤誓吾副教育長)
「非常に切実な思い、訴えの中でみなさん署名されたものと受け止めているところでございます。情報発信というのは県教育委員会なり市町教育委員会がさらに進めていかなきゃいけないというふうに思ってます」

「求める会」では、岡山県教育委員会にも、来年の早い時期に署名を提出したいとしています。