◇11月12日(水)第54回三井ゴールデン・グラブ賞 セ・パ受賞選手発表

ポジションごとに守備の名手を選ぶ「三井ゴールデン・グラブ賞」の受賞選手が12日、発表された。

パ・リーグ連覇&5年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスからは、牧原大成選手と周東佑京選手が選ばれた。

二塁手部門で選ばれた牧原大成選手はプロ15年目にして初の受賞となった。

牧原選手は今シーズン、104試合、セカンドのポジションで守備につき、軽快なグラブさばきでチームのピンチを何度も救った。育成出身選手が二塁手部門で受賞するのは、球団初の快挙となった。

【牧原大成選手の今季守備成績】
守備率.987/試合104/刺殺182/補殺257/失策6/併殺53


●牧原大成選手(初受賞)
「ずっと欲しかった賞なので、受賞できてとても嬉しく思います。自分の力だけでは取れない賞なので、一緒に戦ったチームのみんなに感謝したいです。また、これまで自分の守備の指導をしてくださったコーチの方々には、特に感謝したいです。昔からの親友ののり君(地元の親友)との『ゴールデン・グラブを取る』という約束も果たせてよかったです。最後に、ホークスにはこの賞を取った偉大な先輩たちがたくさんいるので、自分も追いつけるよう、これからも頑張ります」

外野手部門で選ばれたのは周東佑京選手。周東選手は2年連続2回目の受賞となった。

今シーズンは4月にデッドボールを受け、右足を骨折したほか、膝や腰など相次ぐケガに見舞われたが、センターのポジションで96試合に出場し、守備率9割8分4厘をマーク。体を張ったプレーで、チームのリーグ連覇、日本一奪還に貢献した。

【周東佑京選手の今季守備成績】
守備率.984/試合96/刺殺249/補殺5/失策4/併殺2


●周東佑京選手(2年連続2回目)
「2年連続でこの賞を取ることができて本当に嬉しいです。今年はケガもあって思うようにプレーできない時期もありましたけど、最後まで全力でやってきたことが評価されて、すごく励みになります。来シーズンは1年通して、グラウンドに立てるように頑張ります」

表彰式は11月27日、都内のホテルで行われる。