鹿児島市街地で11日に相次いで目撃されたサル。12日も住宅地や小学校の近くで確認され、学校や子どもたちが警戒を強めています。

(記者)「鹿児島市伊敷台のこちらの公園近くで、きょう午後、サルの親子が2匹で歩いていたということです」

鹿児島市では、今月10日から天文館や与次郎、谷山などで相次いでサルが目撃されました。

市には10日から11日までに34件の通報があり、出没した範囲の広さから、市は2匹以上いるとみています。

そして、12日は新たに吉野や喜入など4か所で情報がありました。午後1時から1時半にかけては、伊敷や伊敷台の住宅地で、親子とみられるサル2匹が出没したということです。

近くの伊敷小学校では教諭が付き添い、児童が集団下校する姿が見られました。

(2年生)「こわい」「サルにあったら距離をとって歩いて、走ってきたら走って逃げよう思う」

(田中晃教諭)「周りが山なので安心はできない。保護者とも連絡をとって連携しながら(見守りを)やっていければ」

鹿児島市は、市内の小中学校や高校に対し、サルへの注意喚起と下校指導を行うよう呼びかけています。

また、サルを見かけた場合にはむやみに近づかず、鹿児島市生産流通課 099-216-1340まで連絡してしてほしいとしています。