岩手県大船渡市と釜石市の3つの漁協で12日、今シーズンのアワビ漁が解禁され、朝早くから漁船が海に繰り出しました。

このうち大船渡市三陸町吉浜では、午前6時半に一斉に漁が始まりました。

漁師たちは箱メガネをのぞきながら船を操縦し、鍵棒と呼ばれるカギのついたさおを巧みに操って海底の岩場に付いたアワビを採っていきました。

その後、漁を終えた船が続々と根白漁港に入港しました。
12日は1級品のアワビが1291.6キロと2024年を上回る水揚げとなり、浜は活気にあふれていました。

一方、取引価格は前のシーズンの実績などを踏まえた事前入札の結果、原発処理水に関する風評被害の影響から、1キロ6380円と去年より140円安値となっています。














