福島県内のインフルエンザの感染者は、1医療機関あたりおよそ35人と、前の週と比べ2倍以上に増え、今シーズン初めて「警報レベル」となりました。

県によりますと、11月9日までの1週間で確認された県内のインフルエンザの感染者は、1医療機関あたり34.63人と、今シーズン初めて警報レベルとなる30人を超えました。警報レベルとなったのは、去年よりおよそ1か月早いということです。

地域別にみると、県中が49.2人で最も多く、いわき市は39.33人、県南は31.33人と、前の週の5倍以上に増えています。

流行が急拡大する中、県内の学校や保育園などでは9日まで1週間で、休校となったのは5校、学年閉鎖は19校、学級閉鎖は47校と、いずれも前の週より増えています。

県は、普段と体調が異なる場合には登校や出勤を控えるほか、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策をとるよう呼びかけています。