12日午前、愛媛県伊予市にある県農林水産研究所内の一室が焼ける火事がありました。けが人はいませんでした。

警察などによりますと、愛媛県伊予市森にある県農林水産研究所水産研究センター栽培資源研究所の飼育実験棟で、12日午前11時ごろ、「黒い煙が出ている」と職員から消防に通報がありました。

消防車6台が出動し、およそ4時間後に火は消し止められましたが、この火事で鉄筋コンクリート平屋建ての飼育実験棟の一室(約37平方メートル)が焼けました。

発生当時、部屋は無人で、けが人はいませんでした。

研究所によりますと、焼けた飼育実験棟の部屋は、魚のエサを培養するために使われていて、水槽や空気・海水を送る設備などがありますが、当時は使われていなかったということです。警察や消防が出火原因など当時の状況を詳しく調べています。

なお、この研究所では、今回とは別の建物で、2023年10月、机の上でこぼれたエチルアルコールに引火して、机と機材の一部が焼ける火事があったということです。