林業の関係団体が、今シーズン青森県内で被害が過去最悪の10万本あまりに広がっている「ナラ枯れ」への対策などを宮下宗一郎 知事に要望しました。
県内で林業に関係する6つの団体の代表が11日に宮下知事を訪ね、要望書を提出しました。
関係団体は県産材の安定供給のため、伐採後に再び植林する「再造林」を増やすことや、県内で今シーズン、過去最悪の10万本あまりが被害を受けた「ナラ枯れ」への対策などを求めています。
これに対して宮下知事は、2022年度以前に3割ほどだった再造林の割合が県の支援事業で過去2年は5割ほどになっているものの、10割以上を目指すべきとしたほか、ナラ枯れについては次のように述べました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「(原因となる)虫に強い森づくりは本当に大事だと思っている。総合的に対策を講じなければいけないタイミングに来ている」
県林業協会 成田剛 会長
「(木が)ナラ枯れで倒れてしまう。山菜採りの人が木の下敷きになるとか災害が出てくる。切って植えなければならないので、県と対応していきたい」
宮下知事は要望書を受けて、来年度の予算案への反映を検討するとしています。














