警察官を名乗る男らによるニセ電話詐欺の被害が相次ぐ中、長崎県警が本物の警察官宛にかかってきたニセ電話詐欺の音声データなどを公開しました。
長崎県警が公開したのは、10月20日に新上五島警察署に勤務する警察官の携帯電話にかかってきたニセ電話詐欺の音声です。
電話の主は『警視庁捜査二課のモリ』と名乗る男で、かかってきた番号は「+(プラス)」からはじまる国際電話からでした。
警察官を名乗る男は、「あなたは詐欺グループの事件に関与している」といって捜査を担当している富山県警に出頭するよう促します。
犯人音声:
「今回お仕事とか長崎県に在住と言うことで、直接ね、富山県警のほうに足を運ぶのではなく、私のほうで電話のほうで、捜査権を持ってる富山県警の方にお繋ぎすることができますので」
電話は、『富山県警捜査二課のキムラ』を名乗る男にかわり、ZOOMアプリを使用しビデオ通話を行うよう指示します。
犯人音声:
「まずね、私の警察手帳を確認してください」
キムラを名乗る男は、警察手帳を確認させ、免許証やマイナンバーカードを提示するよう要求したということです。
警察が電話やビデオ通話で、事件に関し捜査や取り調べをすることはありません。県警では、心当たりのない「+(プラス)」から始まる国際電話には出ないよう呼びかけています。













