担い手不足が課題となっている、建設業の魅力を伝えようと、高校生を対象とした体験会が、愛媛県新居浜市で開かれました。

新居浜建設業協同組合が10年前から開いている体験会には、今回、新居浜工業高校の1年生と新居浜南高校の2年生、合わせておよそ160人が参加しました。

生徒たちは、ロボットやデジタル技術を取り入れた最新の建設現場の映像を見た後、実際の現場を見学しました。

見学した現場では建物の移設が行われていました。
生徒たちは、穴を掘る作業と鉄骨を組み立てる作業を分担し、効率よく同時に進める様子などについて、担当者から説明を受けました。

(生徒)
「地面を掘り下げる過程が意外とスムーズに進むことを知った時がすごく驚きだった」
「楽しそうで、建築という仕事を就職候補の1つに入れて見たいなと思った」

組合では、今後も体験会を開催して建設業の魅力を伝え、人材確保につなげたいと話していました。