鉄道沿線の市や町などがJR九州に対し、路線の維持や存続を求めて要望書を提出しました。

要望書は、JR九州が来年度のダイヤ改正の内容を発表する12月を前に、毎年手渡しているものです。

11日は、JRの九州新幹線や在来線の沿線14の市と町と県でつくる協議会の代表が、路線の維持や存続などを求める要望書をJR九州鹿児島支社へ渡しました。

鹿児島県内には九州新幹線を含め9つの鉄道路線があり、要望書では「住民生活に欠かせない交通手段」だとし、路線の維持や存続を図ること、サービスを低下させないよう無人の駅を解消することなどを求めています。

(県総合政策部・伊瀬知強 参事)「(JRからは)人手不足や厳しい経営環境の中で対応できるところは真摯に対応していくという回答をもらった」

また新たな要望として、今年8月の集中豪雨以降、運休が続く肥薩線の吉松駅と隼人駅の間の早期再開を求めました。