■消火器について悩みが...

参加者からは、共同住宅ならではのこんな悩みも聞かれました。

70代「消火器は階段にあるから(持ったまま)行ったり来たりするのもなかなか難しいと思う。共同住宅だから、個人のうちじゃないから、被害が出たら大変だと思う」

この市営住宅には、消火器が階段の踊り場ごとに設置されています。消化器の重さは3・5キロ。高齢者にとっては運ぶのも一苦労です。

そこで天童市では公共住宅に住む高齢者を対象に、消火器よりも手軽で簡易的な消火器具を配布し、初期消火に役立ててほしいとしています。

60代「手軽ですね、うちの中にあるってことで安心ですね。常に目のつくところに使いやすい場所に置くことを心がけたい」

天童市消防本部消防課 東海林孝之 課長補佐「被害を軽減するために大変重要。(簡易消火器は)限られた火災の対応とはなるが、初期消火としては大変有効かと十分感じてはいる」

参加者たちは、火災予防対策を積極的に学んでいる様子でした。