6回目のワクチン接種直後…胸に湿疹が

佐野医師は、今回のがん再発を単純なものではないと考えました。その理由は、胸に湿疹が現れたのが6回目の新型コロナワクチンを接種した直後だったからです。

佐野医師は、皮膚科医としてこれまで多くの患者の患部にワクチンが作り出す物質「スパイクタンパク」を発見してきました。

(高知大学名誉教授 佐野栄紀医師)
「グリーンに染まっているところがスパイクタンパクです。ワクチン由来のスパイクタンパクが皮膚で染まった」

ウイルスの表面にあるとげの部分、スパイクタンパクの遺伝情報を注射する新型コロナワクチン。これによって体内で大量にスパイクタンパクが作られ、それが免疫を生み出す仕組みです。

国は従来、スパイクタンパクは短期間でなくなると説明してきましたが、佐野医師の研究では数年経っても患部から見つかっていて、これが体調不良を引き起こす可能性を指摘しています。