長崎大学の「BSL4施設」の建設反対などを訴えてきた地域住民らが、国を相手取り、施設の指定取り消しを求めている裁判の第1回口頭弁論が10日開かれました。

訴えを起こしているのは、長崎大学の「BSL4施設」建設反対などを訴えている付近住民ら3人です。

10日開かれた第1回口頭弁論で原告側は、「未知の危険をはらむ研究を住宅地で行うことは住民にとって命の危険にさらされることであり、重大な人権侵害である」と主張しました。

また「長周期地震が起きた場合、建物が損壊するおそれがあり、住民は、大地震の被害とウィルス被害を複合的に受けることになる」などとして指定の取り消しを求めました。

これに対し国は、主張の却下を求める答弁書を来月提出する予定です。

次回の弁論は2026年1月29日に開かれる予定です。