Xクラス(最強クラス)の太陽フレアを観測

──今回観測された規模と地球への影響は?

山陽学園大学 米田瑞生さん

「11月9日から10日にかけて、Xクラス(最強クラス)のフレアが2回、地球の真正面で発生しました。11日にもフレアが発生し、Full_Halo型と呼ばれるCME(コロナ質量放出)が発生しました。

Full-Halo型は、太陽からフレアに伴って物質が大量に全方向に放たれたことを意味し、確実に地球に影響があるということです。

9日に発生したフレアの影響で、秒速約700kmの太陽風が地球に到達して発生したのが、12日の磁気嵐です。日本でも低緯度オーロラが見えました。

きのう(13日)は、収束傾向となりました」

太陽フレアの影響で地球の磁場が乱され「磁気嵐」が発生