陸奥湾の養殖ホタテの生育状況を確かめる青森県の実態調査が、10日からはじまりました。青森市漁協では、夏場の高水温によって、稚貝が全滅していることがわかりました。

陸奥湾ホタテの実態調査は、湾内にある漁協や支所22か所を対象に10日からはじまり、このうち青森市漁協では、深刻な被害が確認されました。

鳴海秀都 記者
「こちらではホタテの選別作業が行われています。このように、かき集められている稚貝は全て死んでしまっているということです」

青森市漁協では、水深約25mで養殖されていた稚貝をサンプル調査した結果、全滅していることが確認されました。

ホタテの実態調査は今週13日(木)まで行われ、県はその結果を12月下旬に発表する予定です。

ただ、青森市の西 秀記 市長は、すでに8日に現地調査をしていて、その結果、10日と同様ほぼ全滅していたため、漁師の生活支援策を検討する考えを示しています