事業の立て直しを進めている化粧品大手の資生堂は来月、200人規模の希望退職者を募ると発表しました。

資生堂によりますと、事業立て直しの一環として本社と国内の一部子会社の社員を対象に、希望退職者およそ200人を募集するということです。

希望退職者には、▼退職金に加え、特別加算金の支払いや、▼希望者に対して再就職支援サービスを提供するとしています。

資生堂は来月8日から26日まで希望退職者を募集する予定で、来年3月末に退職となります。

また、きょう発表した決算で今年1月から12月までの業績予想を下方修正し、最終損益が520億円の赤字になる見通しを示しました。

当初は60億円の黒字を見込んでいましたが、アメリカの化粧品ブランドの販売不振などにより、およそ468億円を損失として計上したことが主な要因としています。

この結果、最終赤字額は過去最大となる見通しです。