タンブリング日本代表の県出身、又吉健斗選手、引退を決めて臨んだ世界選手権でのメダル獲得はなりませんでしたが、日本勢歴代最高の順位に入り、有終の美を飾りました。

スペインで開催された世界選手権。今大会での引退を表明している又吉が指導する子どもたちが県内から画面越しに声援を送るなか、又吉は予選を突破し準決勝に進出します。

目標の決勝進出はなりませんでしたが、世界選手権では日本勢の歴代最高順位となる12位に入る健闘を見せました。

▼子どもたちとテレビ電話で話す又吉選手
「ありがとうね」「かっこよかったよ」

団体決勝の試技を見せる又吉

又吉は日本時間の10日未明には国別対抗戦団体総合決勝にも出場しましたが、左足首を負傷していて満身創痍の状態。日本の歴代最高順位5位入賞に貢献しましたが、惜しくもメダル獲得はならず、悔し涙を流しました。

▼母・ゆきのさんと話す又吉選手
「よく頑張ったよ」「あの緊張感の中でやることは二度とないと思うので、これからの人生に生かしたい。後輩たちにいろんなことを伝えて、メダルを取ってほしいと思います」

メダル獲得とはならなかった又吉ですが、日本タンブリング界の歴史を塗り替える演技で有終の美を飾りました。