専門家は、今後、三陸沖でマグニチュード7程度の地震が起きる可能性もあり1週間から10日程度は大きな地震への備えが必要だと指摘しています。
東北大学災害科学国際研究所 木戸元之教授
「三陸沖は時々こういう活動が見られる。今回のようなマグニチュード7クラスに達する地震に発達せずに終わることが多いが、時々このような大きな地震が起きることが特徴」

海域地震学が専門の東北大学の木戸元之教授です。

気象庁は、今後一週間程度震度4程度の地震に注意するよう呼びかけていますが木戸教授は、過去の事例からマグニチュード7程度の地震にも注意が必要と指摘します。
東北大学災害科学国際研究所 木戸元之教授
「マグニチュード6クラスの地震が起きた後に10日ほどたって7クラスの地震が起きる。1992年にも同様に大きな地震が起きた」

また、今回の震源域は、東日本大震災とは異なることにも注目しています。

東北大学災害科学国際研究所 木戸元之教授
「2011年の東日本大震災で、宮城県沖まではひずみがかなり解放されてマグニチュード9クラスの超巨大地震が起こる可能性は極めて低くなっている。今回起きた三陸沖は、当時あまり滑っていなくてもしかしたらまだ大きなひずみが残っているかもしれない場所」














