元兵庫県議の名誉を毀損した疑いで、「NHKから国民を守る党」の党首・立花孝志容疑者が逮捕され、10日午前送検されました。

立花孝志容疑者(58)は、去年12月、自身が立候補した選挙の街頭演説で、元兵庫県議の竹内英明さんに対し、「警察の取調べを受けているのは多分間違いない」などと発言。

今年1月、竹内元県議が死亡した翌日には「どうも明日、逮捕される予定だった」などと嘘の情報を投稿するなどして名誉を毀損した疑いが持たれています。

兵庫県の斎藤知事は10日午前、「(兵庫県知事)選挙からまもなく1年。厳しい戦いでしたけれど、ご負託をいただき、再度知事の職を担っている。」としたうえで、報道陣の取材に以下のように応じました。

Q.立花氏の投稿は兵庫県政に影響力があったのではないか

(斎藤知事)個別に投稿される人やコメントについて全て把握しているわけでなく、評価については知事として慎重にしてきた。その点はご理解いただきたい。県政は、SNSというより、予算や条例などできることをすすめていると考えている。

行政の長という立場なので、一般的なSNS投稿の内容についてこれがどういう評価だとかはこれまでも避けてきたので、これからも同じ。

Q.立花氏は(県知事選挙で)二馬力選挙という話もあった

私自身は利用されている方の内容や投稿についてすべてを把握しているわけでない。

Q.立花氏のこれまでの投稿は見たことはないか

(斎藤知事)タイムラインに流れているものを目にしたことはあるが、特に見たということはない。

Q.行政の長として、対応はしなくていいのか

県は法などに基づいて適切に対応している。私個人がコメントするということは行政の長として避けてきた。SNSにおける誹謗中傷、事実でないことを述べるのはすべての人がすべきではない。