(当時の客)
「懐かしいね。ロンドンヤっていうのは…。無くなるなんかいうたら「え~?」って思います」
「子どもの時、映画まつりがあるじゃないですか?見に来たら、『ことり』でうどん食べて、ロンドン食べて帰るのが楽しみやったんですよ。名残惜しいけんね~覚えとかんとね」

77年続いた老舗レストラン
2004年のきょう10月29日、大街道の老舗レストラン「ロンドンヤ」が77年の歴史に幕を下ろしました。

オレンジ色のかき氷
1927年・昭和2年、アイスクリームの店として誕生したロンドンヤ。
オレンジ色のかき氷に、小豆とクリームを乗せた「氷ロンドン」が看板メニューでした。

この年の夏に3代目のオーナーが亡くなり閉店を決意。
最終営業日には「氷ロンドン」400食が用意され、常連客らが思い出の味をかみしめていました。
(3代目オーナーの妻)
「こんな寒い時期に氷なんか思いつかないだろうに、来て下さって本当にありがとうと思います」
オレンジ色のあの店も
それからおよそ3年3か月後のことです。
2008年1月27日、若者文化の発信拠点として親しまれてきた、ラフォーレ原宿・松山が閉館しました。














