「どうしたらいいのか」コメ農家からは不安の声も

コメ作りの現場は、現状をどう見ているのでしょうか。コメの増産や生産コストの削減のため、大規模化を進めてきた光橋さん。
光国農園 光橋国郎 代表
「大きい機械で仕事をするので、(農地は)まとまっていた方がいい。コストが安くなる」
今回、政府が増産方針を転換したことについては、コメ余りによる価格の低迷を防ぐための一時的措置としては賛成だという光橋さん。
一方で、消費者に受け入れられる価格でコメを作り続けられるのか、不安があるといいます。
光国農園 光橋国郎 代表
「僕たちも給料を払わなければいけない。そのためにどうしたらいいのか、今ちょうどいい塩梅の米価が見えていない」

米価を下げるためには、生産コストを下げる必要がありますが…

光国農園 光橋国郎 代表
「コストアップで困っている。僕たちはお金を使うんです、農家というのは。効率化できるようなところを、田んぼをまとめていったりとか、もっと(まとまって)あれば管理しやすい。
道路と排水路で囲まれた中で、大きい田んぼがあればいい。大きなインフラみたいなことは、僕たちにはどうにもできない。田んぼというのは、個人だけで維持できるものじゃないものが多い」
鈴木大臣も「中長期的には増産トレンドを作りたい」と述べていますが、そのためには生産調整だけではなく、持続可能なコメ作りの戦略が求められます。














