34年前に日本人1人を含む270人が死亡したパンアメリカン航空機爆破事件で、アメリカ司法省が爆弾の製造に関わったとして訴追していたリビアの元情報機関員が拘束されました。

この事件は1988年、ロンドンからニューヨークへ向かっていたアメリカのパンナム航空の旅客機がイギリス北部のスコットランド上空で爆破され、日本人1人を含む乗客乗員など合わせて270人が死亡したものです。

AP通信などは11日、爆弾の製造に関わったとして、アメリカ司法省がおととし訴追していたリビアの元情報機関員・マスード容疑者が、アメリカで拘束されていると伝えました。

マスード容疑者は近く、首都ワシントンの連邦地裁に出廷し審理されるということで、事件から34年が経過し真相の究明に繋がるかが焦点です。