2025年の夏の猛暑などで、青森市内の2つの漁協で、ホタテの稚貝がいずれもほぼ全滅していることがわかりました。

西秀記市長は漁師の生活支援策を検討しています。

西秀記市長は8日、市内2つの漁協を訪ねて水深20メートルで養殖しているホタテの稚貝の被害状況を調べました。

このうち青森市漁協では稚貝が全滅していることがわかりました。

青森市漁業協同組合澤田繁悦組合長
「ゼロになってからホタテを増やすことは難しい。

ゼロになる前にあるところから輸入するなど考えないとむつ湾のホタテは終わりだと思う。」

また、後潟漁協では平年、漁獲量は2500トンほどですが、2025年は平年の5分の1ほどで出荷数は2年連続大幅に減少する見通しです。

青森市 西秀記市長
「ここ3年で1番厳しいと実感しました。

ホタテ産業を継続していきたい気持ちが強いことがよくわかった。

お応えできるようさまざまな支援をしていきたい。」

西市長は今後、漁師の生活支援策を検討するとしています。