大阪府警淀川署は11月7日(金)、管内の英真学園高等学校を「Safety Bicycle 推進校」に指定するセレモニーを行いました。

 「Safety Bicycle 推進校」のプロジェクトは、大阪府警や教育関係者のサポートの下、自転車の安全な利用を高校生自らが「考え、学び、行動する」ことの実現を目指すものです。

 府警が取り組みを推進する背景には、中高生の自転車事故が後を絶たない現状があります。  

 大阪府内では去年1年間で、交通事故による中高生の死傷者1439人のうち、自転車乗車中の事故が1022人と、約7割を占めています。


 こうした状況を改善しようと、今回、英真学園高校の生徒たちは、自転車の利用や交通マナーについてのイラストを作成しました。

 その中から選ばれた3作品は、交通安全を呼びかけるポスターとして採用され、淀川区内の小学校・中学校・高校や区役所などの公共施設に掲示される予定で、イラストを描いた生徒3人には、淀川署から感謝状が贈られました。


 その後、生徒たちと淀川署の警察官らは阪急電鉄の十三駅前に移動し、自分たちが描いたイラスト入りのチラシを道行く人に配り、交通安全を呼びかけました。

 イラストがポスターに採用された、英真学園高校1年の柚之上心寧さん(15)は「ポスターにも書きましたが、ヘルメット装着は最強の防具なので、自分の命は自分で守ってほしい」と話しています。