10月30日に行われた米中首脳会談。その会談で触れられなかった問題があります。「ウイグルの強制労働問題」です。アメリカは中国に対し「人権侵害が行われている」として制裁措置をとっていますが、果たしてその効果はあったのか。現場を取材しました。

米中が対立…人権侵害の象徴「ウイグルの綿花」

畑一面に広がる綿花は、まさに収穫を待つばかりとなっていました。

中国西部にある、新疆ウイグル自治区。世界の綿花の20%を生産する一大産地ですが、この綿花が「人権侵害の象徴」として、アメリカと中国の間で大きな問題となってきました。

アメリカ政府は「テロ対策の名目で100万人以上のウイグル族が収容所に送られている」と指摘。

ウイグルの人たちに▼イスラム教の信仰を禁止したり、▼中国語教育を強要するなどの同化政策や、▼不妊手術を行うなど、民族に対する「ジェノサイド=集団虐殺」が行われているとして中国への圧力を強めてきました。

2021年、第一次トランプ政権は綿花の生産をめぐり「強制労働が行われている可能性がある」として、ウイグルで生産されたすべての綿製品の輸入を禁止。

続くバイデン政権も、ウイグルからのすべての製品の輸入を事実上禁止しました。

制裁の効果はあったのでしょうか。