JR四国は昨年度、全線で100円の収入を得るのに155円かかったと公表しました。

列車の運行に直接かかる費用に本社部門の経費などをあわせた営業係数は、JR四国の全線で155円でした。瀬戸大橋線の児島~宇多津間で72円と黒字、それ以外はすべて100円を超え赤字となっていますが、数値は大半で改善しています。

香川県では高松~多度津間で125円、多度津~琴平間が158円、高松~引田間が172円などでした。

また、予土線や牟岐線では依然として営業係数が1,000円を超える区間もあります。黒字額は児島~宇多津間で約10億円ですが、全体では138億円の赤字となっています。