JRFU(日本ラグビーフットボール協会)は、11月8日(土)にアイルランドのダブリンで行われる「リポビタンDツアー2025」アイルランド代表戦に臨む日本代表の試合登録メンバー23人を発表しました。
11月1日に行われた南アフリカ代表戦では、世界一のフィジカルを誇る相手に、ラグビーの基本となる縦への推進力やボールの争奪戦で完全に後手に回って、大敗を喫したエディーJAPAN。ヨーロッパツアーの第2戦となる今回のメンバーには、南アフリカ戦で課題を認識したメンバーに加えて、組織的な戦いを仕掛けてくるアイルランドとの戦いの中で活躍が期待される選手が選出されました。
FW陣では、第2列で、リザーブにまわるジャック・コーネルセン選手に代わってエピネリ・ウルイヴァイティ選手が先発。第3列では、同じくリザーブからの出場となるリーチマイケル選手に代わってマキシファウルア選手がスターティングメンバーに名を連ねました。
BK陣では、ゲームコントロールのカギとなるSHに、このアイルランド戦前の合宿からチームに合流した「欧州での経験がある。ボールが滑りやすい濡れた状態も慣れ親しんでいるし、いい状態もキープしている」とエディー・ジョーンズHCが高く評価する齋藤直人選手が先発。そのほか、リザーブながら、テストマッチ初選出となる小村真也選手、PNCで存在感を発揮した廣瀬雄也選手もメンバー入りを果たしました。
リーチ・マイケル選手のリザーブでの起用を「その経験値やワークレートの高さを、接戦となる試合の終盤に投入していかしたい」と話したエディー・ジョーンズHC。「まずはセットプレーが大事になってくるが、空中でのコンテストとブレイクダウンの2つが(試合を優位に進めるうえで)大事なポイントになってくる。キックを蹴ったボールを再獲得してよりいい地域で展開していく。その上で、ブレイクダウンを制してクイックにボールをリサイクルして、ディフェンスを崩していくことが大事になってくる」とポイントを口にすると、空中でのコンテストについては、「キャッチャーがスペースを確保することは勿論、ボール周りに人数が控えていることが大事」と、しっかりと時間を割いたうえで、日本代表としてこだわりを持って練習しているとこたえました。
指揮官が手ごたえを口にする中、敵地での戦いに挑む日本代表。世界3位との対決の中で、更なる進化を示すことができるのか、注目の一戦は11月8日(土)午後0時40分(日本時間11月2日午前1時10分)にキックオフです。
▼「リポビタンDツアー2025」日本代表vsアイルランド代表
日本代表試合登録メンバー(23名)(背番号 氏名 所属チーム)
1 小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)
2 佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
3 竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)
4 エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
5 ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)◎
6 ベン・ガンター (埼玉パナソニックワイルドナイツ)
7 下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)
8 マキシ ファウルア(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
9 齋藤直人 (スタッド・トゥール―ザン(フランス))
10 李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)〇
11 長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
12 チャーリー・ローレンス(三菱重工相模原ダイナボアーズ)
13 ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)〇
14 石田吉平(横浜キヤノンイーグルス)
15 矢崎由高 (早稲田大学)
16 平生翔大(東京サントリーサンゴリアス)
17 祝原涼介(横浜キヤノンイーグルス)
18 為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
19 ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)
20 リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)
21 藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
22 小村真也 (トヨタヴェルブリッツ)*
23 廣瀬雄也 (クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)
◎=キャプテン
〇=バイスキャプテン
*=出場すれば初キャップの選手
試合日程
11月8日(土)
日本代表 対 アイルランド代表 午後0時40分キックオフ(日本時間:午後9時40分)
会場:アビバ・スタジアム(ダブリン)
【ラグビー】「エディーJAPAN」アイルランド代表戦に臨むメンバーを発表 エディー・ジョーンズHC「空中でのコンテストとブレイクダウンが大事なポイント」 リーチ・マイケル選手はリザーブ起用に「接戦となる試合の終盤に投入していかしたい」














